「トンボ玉やる!」と目覚めて1か月。

大騒ぎの毎日でした。
毎日毎日ネットをさまよい、パソコンのお気に入りに並ぶトンボ玉関係の情報。

<これがあると便利かな?>と
必要な物かあると便利くらいな物なのかの判断も出来ないまま注文しまくり
毎日届く荷物。

全くのド初心者なのだから道具を使いこなせる腕も選ぶ目もありません。
少しづつ腕を上げ、目を肥やしてから道具を揃えて行っても遅くないのにね。

梱包されてきたダンボールの量も半端じゃない。
梱包材のプチプチの量も。
今度のゴミ出しの日まで玄関は足の踏み場までありません(--;

今度は届いた荷物の収納にまで触手を伸ばしてます。
細々した道具類やガラス棒やをキチンと用途別に収納して使いやすくしたい。
バーナー専用のデスクの置き場所確保や、その周りの整理など
家中の家具まで大移動の大騒ぎは続く。

ヤレヤレ ふぅ

たかがトンボ玉

作るスペースとバーナーさえあれば簡単に始められると思ってたけど
これまで使った金額は、たぶん15万円を軽く超えたかな~
(体験代やお教室の月謝代も含む)

同居人も会社から帰る度に大きく家中の様子が変わる目まぐるしさと
日に日に足の踏み場もなくなるほどの荷物とゴミと
私からガーガーと聞かされるトンボ玉の話に

もうウンザリ ってなってるよなぁ~

いつ爆発してもおかしくない不発弾状態かもねー

ここまで夢中になって回りも見えずに走り続けたけど
まだスタート地点に立っただけなんだよね。
それなのにヘトヘトヘロヘロに疲れたぁ

こんなんじゃ先が思いやられるネ


と、思ったら

がびーん

ガス栓に繋げない;;;;;
カチっとタイプのソケットなんだよね。
昔ながらのガス口のバーナーに繋ぐには専用ソケットを接続しなきゃ~
と、今更ながら知った。
しかも近所のホームセンターに置いてないでやんの。

最近のガス器具は安全機能重視のカチっとハマるタイプが主流で
昔ながらの金パイプむき出しのって少ない。
ガス栓から延びたホースにカチっとタイプのソケットが付いてるので
バーナーもカチっとにハマるソケットを付けないと使えなーい。

じゃあ、今あるガスファンヒーターのホースをブッた切って
そのホースをバーナーに繋げちゃえばー?とも思ったが
どの部屋でもファンヒーターもバーナーも使えるって条件にしておかないと
不便よね。

仕方ない

またネットで検索
1000円前後の部品みたいね。
送料が500円前後。

また出費かよ!
いつになったらトンボ玉を作れるんじゃい!ワレ!と怒ってます。

はぁ
iーバンクの残高大丈夫かなぁ・・・
2週間て長いですね~

前回第一回トンボ玉教室に行ってからまだ2週間たちません。
バーナーは出品者にお金払ったけどまだ届かないし
バーナーより後から買ったエアポンプの方が先に届いたし
工具もガラス棒も届いたので、あとはバーナーのみ。

うーーーー

今月は結構な出費で痛いっす。

道具は、大事に使えば長持ちするからね。
毎日食べる食費の方が食べたらンチになるだけで何も残らないけど
そう思ったら
初期投資初期投資
最初に一通りのお道具揃えたら後は消耗品のガラス棒を
買い足すくらいでグっと収まる。
ガラス棒だって色は選べないバーゲン品をすごくお安く手に入れたし。
何事も最初に始める時は初期投資に掛かるものよ。
ね?

届いたガラス棒は100本もある。
当分買い足さなくて十分。巻いて巻いて巻きまくるゾ!

色が選べないとあってあまり期待はしてなかったけど
やっぱこんな物かぁ~って感想。

ピンクが一本も入ってない。
黄緑とか黄色とか水色とかも全く。
いわゆるパステル調の明るい色なないのね・・・

でも白は思ってた以上にたくさん入ってたから嬉しい。
クラゲを目指すには何はなくても白よねー

ってか、クラゲ玉作れるようになるのに1年後の予定なのだから
100本のガラス棒は練習練習でアッと言う間に無くなっちゃうと思われる。

よく、よそ様のブログとかで「割れちゃいました」と書いてあるのを
目にします。
画像なんかでもパックリ見事に真っ二つだったり
「よくよく見ると実はヒビが入ってるんですよー」なんてのも。

ここで疑問が沸く

皆さん、失敗した玉ってどうしてるんだろう????

お教室で予熱が足りなかったのかピシっと砕け散らせてしまった。
センセが拾い集めてくれて

「割れたガラスは取っておいて下さいね。
後で砕いたり、張り付けたりして再利用できますから。
持てないくらい短くなった物も継ぎ足して使い切れますから。
ガラスは何一つ無駄が出ません。全て使いまわせます。
最高のエコ素材と言えるでしょう。」と仰る。

言ってる意味はよーくわかるんだけど

ガラス棒の方じゃなく、出来上がったトンボ玉も
使い回せるの????
今度センセに聞いてみよーっと

あーーーーーーーーーーー

第二回トンボ玉教室まで長いよ~~~~
去年の暮れにトンボ玉体験をした時
1階が店舗で2階で体験したのだが
早く着きすぎてしまい、娘としばし店内を見て回ってた。

どれもこれもすごーく綺麗で
娘に記念に一つ買ってあげる事にした。
娘が選んだのは宇宙を表現したようなラピス色のキラキラ玉。

<へー、私は花とかウサギとかモチーフ物に目が行くけど
娘の方はこう言うのが好みなんだ~>と初めて知った。

「わーキレーだねー、このキラキラって何で出来てるのかなぁ」

空に透かすがラピスのブルーは濃過ぎて向こう側は透けない。
半透明と言った感じかな。

ストラップ用の金具も買ってその場で渡した。

後で知ったのだが
トンボ玉の中に入れるキラキラ系にも様々な素材がある。

代表的なのは「金箔」「銀箔」「プラチナ箔」

薄いまま載せたり千切って散ばせたり細かくして練り上げたり。
使い方によって様々な表情になる。

他に雲母(マイカ)やパール系やアベンチェリ(天然石)を砕いた物など。

何でも入れて良いってわけじゃないだろうけど

長年ビーズを趣味としてるので天然石のビーズもよく使う。

水晶 ローズクオーツ ガーネット ペリドット オニキス アメジスト
ターコイズ ブルーレース ヘマタイト などなど

大粒の天然石のビーズは砕くのもったいないけど
サザレと言って砕いて面取りだけしてある小さな物なら
いくつか実験してみたいな

ガラスは石が原料だから
同じ石同士で相性の合う物もあるかしら
それとも膨張率って関係で割れるのがオチかな

トンボ玉 わら灰と火鉢
トンボ玉 わら灰と火鉢
あんなに「缶!缶!空き缶~!」と大騒ぎしましたが
やっと手に入りました。

すごく意外なところから。

同居人の娘さんの物です。
同居人が娘さんに空き缶ないかと尋ね、ネズミーランドのお土産の缶を
いくつか差し出してくれたんですって
その中から手頃なのを2つ貰ってきてくれました。

ピッタシです。
直径15センチ高さ10センチ。
お教室で3~4個作るので除冷するのに丁度良い大きさ。
可愛いし見栄えもするぅ~
ステンレスのシャフトを通す穴を開けるのがもったいないくらい可愛い。
でもそんな事言ってられません。
2時間のお教室で
準備やらセンセの説明やらデモンストレーションやら片付けの時間やらで
実際にバーナーに向き合う時間は正味1時間チョイ。
慣れないセイもあり3~4個くらいしか作れない。

「凝ったのを作り始めると1回で1個も作れない場合もありますが
最初は簡単な巻き取りと単純な柄くらいなので3~4個くらいが目安かな」と
センセが仰る。

なので、缶のフタにシャフトを通す穴も5個もあれば十分なのですが
同居人に頼んで10個も開けてもらいました。
余るくらいでね(^^)

それにしても、同じネズミーランドのお土産の空き缶でも
私の娘の空き缶はロクなのが無かった。
小さいキャンディー缶ばっかし。
同居人の娘さんのは大きいのがゴロゴロ。
リッチなのねぇ・・・(ヒガミです;;;

________

お教室用はあくまで持ち運び用でしかも見栄えの良い物が基準なので
コンパクトサイズ。

家でトンボ玉を作るようになったらもっと大きな方が良いよね。
見栄えなんかもどーでも良いし。

ネットで調べたら火鉢を使ってるって言うのを見た。
しかもバーミュキュライトって言う園芸でよく使われる小粒の発泡材みたなのより
「わら灰」ってのがグーなんだって。

「わら灰」は香炉や線香立てなんかに使われる灰で
仏具屋さんで手に入る。
バーミュキュライトは3~4ミリの粒粒だけど、
わら灰は灰なので粉だね。風が吹くとフワっと白煙が立つような粉。

ガラスは温度変化に弱い。
熱する時も予熱し、冷ます時も徐冷と言って徐々に冷ます。
それを怠ると割れる。
十分に気を使ってもちょっとしたタイミングで割れてしまう事もあるようで
予熱と徐冷は重要なようだ。

バーミュキュライトよりわら灰の方が良いって人も多い。
(逆の人も居る。灰は軽すぎて扱いにくいとか)

出来れば失敗は避けたい。
失敗を繰り返さないと上達しないって言うけど
避けられる失敗なら望んでわざわざ失敗する必要もない。
腕じゃなく道具で失敗率が下げられるのなら
失敗の種はなるべく取り除いておきたい。

「わら灰の方が割れる確率が低い」と言うのなら
そんなに高い物じゃないので
家用にはわら灰を買ってみた。
そうなると、灰と切っても切れないのが火鉢でしょー
そこまで凝るかぁ?と言うなかれ
見た目だけじゃないのよ
火鉢は結構な高温に耐える作り。
そらそうよ
何千度にもなる炭を入れる容器なんだからね。
何千度もの炭であってもフワフワの灰に包まれてるから
火鉢そのものがアチアチで触れないほど熱くなるってわけじゃない。

うーん
聞けば聞くほど徐々に冷やすための器にぴったりの好適材。

決めた!火鉢&わら灰ね~
どーしても手に入れたい作家さんのトンボ玉がある。
でもめったに販売されない。
販売されてもアッと言う間に売りきれる。

くっそ!いつか買ってやる!とサイトをちょくちょく覗く。

クラゲークラゲーと騒いで居る割に、実はクラゲのトンボ玉は
一つも持ってない。
なんかちょっと悔しい。
ネットの画像でしか見たことないのだ。
画像で感銘を受け、「ぜひ買いたい!」と思うより強く
「こんなの自分でも作ってみたい!」と思ったのだ(^^;

それほど美しく神秘的で驚きがあった。
そんな素晴らしい物は作るより買う方が手っ取り早いのは当たり前。
作るって言っても、何年先、何十年先に出来るようになるやら
いや、何十年かかっても出来ないかもね。

だが、その時の私
これを買いたい!じゃなく
これを作りたい!と思っちゃったんだから今思えば無謀よね。

そして、実際にそれに向かってバーナーを買い、教室にも通いと
そのスタート地点に立ったわけだ。
ひとつひとつ手順を踏んでここまで来たわけだ。
そしてこれからの道のりの方が遥かに厳しく遠いわけだ。

だが、もう船は出港しちゃったの。
陸を離れてまだ1メートルしか進んでないとしても
乗り込んだだけじゃない。
もうロープは離れ、出港しちゃって引き戻せない地点に立ったのよね。
あとは目的地を目指すのみ。

と、
出港してから気が付いた。

そんなのそうそう簡単に作れるわけないんだからーさー
現物のトンボ玉を1つくらい実物で見たい!触りたい!って。
順序が逆だけど
今は欲しい欲しい欲しいーーーー!

_________

今度、売り出されるのはいつかなぁ・・・

「クラゲ玉」で検索かけてブラブラしてたら

へー、割とクラゲ玉を作ってる人って多いんだね。
同じようなのが多いけど、個性的なのもチラホラ。
人気も高いみたいでほとんど売り切れが多いな。

買えないとなるとどーしても欲しい。
あ!あった
大きなトンボ玉で透明な海にクラゲが1匹。のみ。
海藻も磯巾着もいない。泡もキラキラもない。
それでいて、けっこう高い。

迷う

どうしても手に入れたい作家さんのクラゲ玉は
クラゲあり磯巾着も貝もヒトデも海藻も泡もありで
小さな海が2センチの玉の中にギュッ!って凝縮されてるような広大な世界。

クラゲが1匹?
それでいてこの値段?

うーんうーんうーん

と、悩むが
クラゲ玉に魅せられて、クラゲ玉を作りたくてトンボ玉の世界に飛び込んだ私が
肝心のクラゲ玉1個持ってないんじゃ示しがつかん。

よーし!ポチっとな。

はーい クラゲ玉お買い上げ~

私がこんなにトンボ玉に夢中になってるのに
この吐き出し口は同居人のみ。

娘は一度体験したトンボ玉にそんなに興味は示してくれなかった。

「面白かったねぇ~」との感想を最後に
もっとヤリたいとは続かなかったのだ。

でも私はその後も「今度、お母さんトンボ玉教室に通うの」と
知らせても

「じゃあ、何か作って~」で終わる。

「今度、お母さんバーナー買って家でも作るの」と言っても

「イチゴのトンボ玉が可愛かったからソレ作って~」

イチゴか
そう来たか。
まだまだ先は長い。
綺麗な丸さえ作れないのに
イチゴが作れるようになるのに春までに出来るかなぁ

お教室のセンセは
「何か作りたい物があったら言って下さいね。
なるべくリクエストに応じて取り入れていきますから」と仰る。

前回は
「クラゲ~!ぜひぜひクラゲが作りたいです!」と言った。

ゼンセは
「クラゲですかぁ?うーん・・・けっこう難しいので
1年後くらいかなぁ~」と仰る。

<え?そんなに先?>

チョットショック いや、だいぶ

甘く見てた。
作りたい物だけ集中して作り方だけ教えてもらえるわけじゃない。
段階を踏んでの技法とか基本とかを積まなきゃならない。
それには腕の上達も伴いの技法なのだろう。

月に2回じゃ、一回に覚える技術なんかたかが知れてる。
しかも2週間後には前回やったこと忘れてるでしょうからと言われた。
一つの事を覚えるのに月に2回じゃオサライオサライの連続で終わりそう。
ある程度の技法をマスターするのに1年後にどこまで行ってて
それが「クラゲ」を作れるくらいなのか・・・

お教室は月2回の3か月の計6回がワンサイクル。

家でもやるけど、お教室である程度習って、あとは本やネットなどを
参考に自分だけでやってみようかなって考えてた。
1年も続ける気なんかなかった。

6回じゃ、何を覚えられるのか?たぶん全然だろうな。
だって、作家さんと言われる人や
人に教えられるくらいの人は、それで商売してるわけだから
何千個と今までにトンボ玉を作って作って作って
それで今日があるんだろうな。
何千個も作って失敗もたくさん作っただろうな。

それが、3か月で6回だよ?
しかも、家でやらずにお教室だけでとなったら
1回のお教室で3~4個のトンボ玉。
6回でせいぜい20個くらい。
何千個も作るのに何十年かかるやら。

他の生徒さん達は
1年目の人や3年5年といた。
うげー
5年も通って、まだ生徒さんなの?5年も通ってまだ何を習うの?

途方も無く、クラゲが遠い遠い道のりに思えてきた。

クラゲ玉の作り方はネットでも紹介されてる。
ただ、見るとヤルじゃ大違いのように
目の前で作れる人に見ててもらいながら作った方が
<おお!そうか、こう作るのか!>とよく覚えられると思うんだ。
だからこそ、バーナーだけ買って自宅で我流で始めようとはしなかった。

続くかな・・・1年も・・・

クラゲがダメでもイチゴくらいは覚えたいなぁ




バーナーバーナーと騒いでおりましたが
トンボ玉を作るのに必要なのはバーナーばかりじゃありません。

そうです

材料であるガラスが必要なんですね。
当たり前か

トンボ玉ワーク用のガラスは棒状になってます。

直径約5ミリ長さ50センチ前後。
て、言うか私もつい最近知ったわけで初めて見て触ったばかり。
ホヤホヤの1か月前ね。

そのガラス棒がさ
国産や外国産やら何種類かあるんだけど

国産は高い!

お教室で使うのはS竹さん。
ハンズなんかで買えるんだけど1本470円でしたよ。
お教室でセンセが用意してるのは半分に切ってある25センチで255円だから
定価って事ね。

1.5センチくらいの無地玉だと10センチくらい使うから
アッ!と言う間になくなっちゃう。

ネットのバーナーワークのショップやガラス工芸のお店でも同じくらいかな。
少~しだけS竹さんよりお安いのがKナリさん。
正規の定価でもワンランク安いし、バーゲン品なんかもっと安い。

どっちがどうって違いがまだわかりません。

各社それぞれ膨張率が違うらしく、他社の物は混ぜて使わないのが常識みたいです。
それと、鉛ガラスとソーダガラスって言うのがあって
混ぜてる物が違うのかな?
原材料の石そのものが違うのかな?
全く違いもわかりません。
同じメーカー同士でも鉛とソーダは混合しないのが常識みたいです。

海外のメーカーの物もいくつかあるんですが
海外製のは膨張率って言うのがめちゃくちゃ低いらしい。

ガラスで硬いのはパイレックスって言うあのレンジでチン出来るガラス容器ね。
強化ガラスとか耐熱ガラスとか言われてる。
あれなんか膨張率はメッチャ低くてエアバーナーの何百度くらいの温度じゃ
溶かせないんだってさ。
酸素バーナーの千何百度くらいだって。

海外メーカーのMレッティってのが有名だけど
トンボ玉用のでさえエアバーナーくらいじゃ溶けないらしい。
エアバーナーの中でも大型の最強クラスの火力の出る物でしかも
集中炎では溶けるらしい。しかもゆっくりね。
お値段は上記S竹さんやKナリさんよりダントツで安い。
1本100円くらいからある。

5分の1かぁ~

このMレッティのガラス棒が使えるようなバーナーだったら
消耗品であるガラスはグーンと安いのにねー

世の中、うまく行かないね。

__________

ちなみに私が買ったバーナーだと
Mレッティがゆっくりだけど可能な
結構高い火力の集中炎なんだ。
機会があったら一度どれくらい溶けない物なのか試してみたな。
落ちました!
欲しかったバーナー!

落ちた瞬間に他の出品者から出てたエアポンプも入札。
こちらは即決だったからその場で落札。

待ちに待ったトンボ玉生活ももう間近。

バーナーの落札日までの1週間でそのほかのお道具も
ワンサカワンサカと届きます。

ガラス棒も届きました。

あとはバーナーとエアポンプが来れば・・・

「おかえりー!」と同居人が帰ると飛びついて抱きついた。

「ん?何か良いことあったの?」

「えへへへー」


バーナーとポンプの出品者は別の人。
バーナーを入札したんだから後はエアポンプもとお思いでしょうが
もしもバーナーが落ちなかった場合は、また振り出しに戻るわけで

また、やっぱエアバーナー内蔵にしようかな・・・と迷うわけで

そうなった時にエアポンプだけあっても困るのだ。

エアポンプの方は割とたくさん出品されてるので
バーナーが落ちても同じくらいの価格で手に入る。

とにもかくにもバーナーバーナーバーナー!

あと六日 あと五日 あと四日
天に祈りつつ指折り数える毎日。

落ちないかもと不安はあるも
「絶対に落ちる!(気がする)」と何の根拠も無い予感のようなものを感じる。

もうすっかり自分が落札出来ると確信のようなものがあり
それでいてエアポンプは結果見てからと矛盾もある。

エアポンプはバーナーとワンセットだけど
それなら、ポンプ以外で、他に何か必要とか便利とか思う物を
もっと買おうかなっ

結構有名な作家さんや初心者さんなど
使ってる道具や工房の様子などを公開紹介してるのを参考に

くい切り
わら灰
ムリニホルダー
超極細スジボリタガネ
ガラス棒100本

な~んちゅものをお買い上げ~

さーて、あとはバーナーよ!どんと来い!

トンボ玉バーナー オークション!
いくつものネットショップを巡りだいたいの相場はわかった。
東急ハンズで現物も見たけど
ハンズの方がかえって定価なので高い。
同じ物がネットの方が安い。

ガラス棒1本とってもハンズで470円なり。
電車賃掛けて10本お買い上げしたけど
うひょーたったこれっぽちで5000円かよーと。

それならネットでもっと安いのを送料足してでも買った方が賢明かな。
ただ、センセのように大量に買うような人ならサンプルボードなる
現物の色見本があっての購入でも間違いないだろうけど
私のように画像の色だけを頼りに注文すると、イメージと違うって
なるだろうな。

バーナーは新品をネットで買うつもりで検索かけたら
ネットオークションに引っかかった。
価格も3分の1
しかも中古じゃない。新品。

こ こ こ これ欲しいーーーー!

エアポンプも専用の3分の1.しかも新品。

うっほうっほ

決めかねてたのは価格
バーナー5万円エアポンプ2万円くらいと覚悟はしたものの

最後まで初心者でこんなに良い物は最初から要らないかな・・・と迷いがあり
中々買えないでいた。
最初はエアポンプ内蔵でしかも色々付属品も付いてくるセットで十分かな。
それならバーナー一つの値段で十分だし・・・と

だけど、オークションでソレを見たとたんに迷いは吹っ飛んだ。
バーナーとエアポンプ合わせても3万くらい。

うっほうっほ 「入札」にポチっとな

オークション終了まで7日。
最低落札価格で落ちなきゃ意味がない。
神様~他に誰も入札しませんよーによーによーに

待ち遠しい1週間の始まり

そうと決まったらもう迷わない。

見るとけっこう上にもキリがない。
頂点は酸素バーナーか・・・

良い物、高い物と言っても、イキナリ超高温の酸素バーナーもねぇ・・・
聞くところによると高温すぎて、鉛入りのガラス(溶けやすい)だと
フツフツと泡吹いて溶けるほどの威力なのだとか。

そそそんな恐ろしかぁ

ガラスのコップ(硬質ガラス)を溶かすわけじゃないのだから
エアバーナーで十分よ。
エアバーナーでもピンキリだしね。

どんな人がどんなバーナーでどれくらいの物を作ってるのか見て回る。
作品を載せてる人は多いけど、使ってる道具類を載せてる人も
多くはないけどいる。

エアバーナーってバーナーにエアポンプを繋げて送気しながら火力を
強くする。
バーナーもなんだけどエアポンプも高いねぇ
大型の火力の強いバーナーならやはり送り込むエアーも多く必要。

___________


アクアリウムが趣味で
水槽は大型から小型まで計9本ある。
ボトル飼いも4つある。

アクアリウムで使うエアポンプでも一つの水槽に一つのポンプではない。
排気量の多い物にして何個かを分岐して使ってる。
いくつか余ってるのでそれを使えないかなって思ったら
排気量がまるで違うんだぁ

バーナーワーク用として出してるのもあるけど
同じ排気量で浄化槽用の大型ポンプだとオークションで割りに安い。

・・・
バーナー用の2倍くらいの排気量で値段は半分くらいってのもある。
ただ、大は小を兼ねるとも言うけどね、「うるさい」らしいし。

お教室で使ってるようなエアポンプ内蔵って魅力的だな。
カセットタイプじゃなく、同じ内蔵型でガス栓タイプも出てる。
火力的には、それそか使ってないのだから比べようにないけど
私にはそれで十分だと思えたし、国内産の溶けやすいガラスなら
十分だと感じる。
値段もバーナー&エアポンプで別々に買うより断然安い。

バーナーの予算5万円くらい
エアポンプ2万くらいってところか・・・
計7万円

でもバーナーとエアポンプさえあればトンボ玉が作れるわけじゃない。
便利な小道具なども市販されいるけど、どれもこれも専用だと高い。

あ、あれもこれもそれもと揃えたらとんでもない金額になる。

最低限必要な物とあったら便利な物の違いもわからない。
えへへ なにせまだ2回しかやったことないもんで(^^;

お教室で最初に渡されたトンボ玉お道具セットなるもの。
ステンレス棒
左官コテ(鉄)
ピンセット(ステンレス)
千枚通し(鉄)
ヤスリ(鉄)
バーミキュライト(園芸用)

一つひとつ買い揃えたらどれくらいするものなんだろう。
ピンセットなんか100均でも売ってるし。
なのにこれらの初期セットは1500円だったかな。
妥当なのか?左官コテなんか一生買う事も無かったと思ってたから
値段なんか見たことなかった。

バーナーワーク用品を扱うショップで見ると
鉄→ステンレス→タングステン と言う価格。

中でもタングステンと言う金属は大変に硬くて貴重な金属らしくて
ピンセット1本5000円もするんだじょー

お教室のセンセが最低限必要と思われる道具をセットにしてるんだから
つまりこの道具さえあれば最低限のトンボ玉は作れるって事か。

大きめの化粧ポーチに収まった道具類は次回の教室でも持って行くのだけれど
家でトンボ玉を作るようになったら別にもう少し便利そうな物も
買い足そうかな。




トンボ玉のお道具の中で一番高いのがバーナーだと思う。

材料であるガラス棒は消耗品だから、たくさん消費したら
アッと言う間にバーナー代も超すとは思うけどね。

だからこそ、限りある資金の中でメインであるバーナー選びは
慎重にしたい。

トンボ玉で御商売なされるほどの人なら
そのバーナーは商売道具なんだから
良い物を使ったらより良い物が出来て少しでも高く売れる。
そうなれば何も迷わずに投資も出来ようが

私は趣味でしかないのだから
元手が返ることも無い。

そうなると自分の満足度でしかないわけだ。

生まれたてのヒヨコのクセに何を生意気なとお思いでしょうが、
たかが趣味と言えど
物作る時に付きものの「失敗」の時に

物のセイにしたくないってのがある。
「安物だから上手く出来ない」と言いたくないのだ。

よそ様のブログにブンゼンバーナー(エアは使わないタイプ)とか
トーチ(ガスのスプレー缶に直接バーナー口が付いてるやつ)とか
簡単でお手軽なバーナーで作ってる人もいるのだが
作品はと言えば「ほほほぅーーー」と感心するほど綺麗な物だったりする。

便利だったり高価だったりの道具もある。
でも、私のような者が使ってもやはり丸くならないトンボ玉しか出来ない。

そうなった時こそ「出来ないのは道具のセイ」とは言わせない。
と、言うか言い聞かせなのだ。
言い訳を用意しないって。

料理は割と得意な方かなと自負がある。
得意と言うか主婦歴ウン十年で自然と身に付いたものだけどね。
なのに時々失敗する。

たかだか目玉焼きでである。

今使ってるフライパンは3つで5年前に買った安物のテフロンが2つ。
つい最近買ったマーブル加工とか言う少々お高かったのが一つ。
古い方ので作ると必ずと言っていいほど毎回

「ギャー!目玉焼きがー!」

プライバンにこびり付いた無残な目玉焼き
無理に引っぺがすと半熟の黄身が破れてドロドロぐちゃぐちゃ

こう言う時って無償に腹が立つ。
何に?
フライパンに?

「もう!もう!」とヒステリックにわめき散らす。

触らぬ神に祟りなしとばかり同居人は知らん顔。
下手に声を掛ければ自分にトバッチリが及ぶと重々経験済み。

「まるで私の腕が悪いみたいじゃない!」

プンスカプンスカと怒りは収まらない。

「何に怒ってるの?いいよこれで、味に変わりはないよ」

優しい同居人である。慰めてくれる。
優しい言葉が余計に私のイライラさせる。
慰め=同情なわけでしょ?
失敗を責めない=失敗の事実が歴然とした ってことよね?

「私のセイじゃない!」

「じゃダレのセイ?もしかして私?それならそれでイイよ。
はいはい全部私が悪いんですよ。」

同居人は冗談で流そうとする。

「そうよ!このオンボロフライパンのセイよ!目玉焼きが食べたいって言った
アンタのセイよ!!
そして何よりね、このオンボロのフライパンで何度も失敗してるのにも関わらず
相変わらず自分の腕を過信して今度こそ上手く使いこなせるかもって
また使った私に腹が立つ!!
コイツのセイで私は下手糞なんだって言われてるみたいで悔しいの!」

めちゃくちゃである。

__________

そうそう
トンボ玉は失敗の連続のようだ。
どのブロガーでも
高名な作家様と言えど、何度も何度も失敗を重ねて上手になって行くと書いている。
腕なのだ。腕。
道具のセイ!と短気を起こすような私には
安いバーナーから始めると常に道具のセイにし続けてイライラするだろう。

よーし!買うんだったら良い物。高い物!





家でもトンボ玉を作るぅーーー!と決めたら
ネットで調べまくり。

何はなくてもバーナーがなきゃ始まらない。

近くにハンズがあるので見ると定価なのよね。
ネットの方が格安なのがある。

最初は初心者なんだからあまり良い物は要らない。
使いこなせないだろうから猫に小判。ってのも聞く。

でもさ?
ほとんどの人が上達に伴い「もっと良い物が欲しくなる」ようだ。
段階を踏んで扱いやすい簡単な安い物からどんどん良い物に買い替える。
そもそもバーナーにはそれぞれ特性があり
エアバーナーにも拡散炎か集中炎か

拡散炎:炎が大きく柔らかい。全体を大きくふんわり炙る。
集中炎:炎が一線に集中するので火力が強い。

拡散炎の方が静かみたいだね。
ボーッとかゴォーシューとか言う激しい炎の音が拡散炎はしないらしい。
家で夜にしかバーナーワーク出来ないような人に良いらしい。
でも
集中炎の方が火力が強い分、溶けにくい硬いガラスも時間を掛ければ
出来なくもないとか。

うーん

そこから悩む
ガス栓に悩む必要がないので、喜ばしい事に選択肢は増えるのだが
増えた分、何を選べば良いのかサッパリわからん。

段階を踏んで上達して行くうちに
<ああ、もっと強い火が良いな>とか
<全体的に大きく包みたいな>とか

今のよりもっともっとが出てくるのだろうが
私には「もっと」の元のところがない。

「ねぇねぇねぇ、最初からイイ物買って買換えなしが良いかなー
それとも腕に乗じて良い物に買い替えてった方が良いかなー」

もうバーナー買う気満々である。
一日中ネットで調べま回ってて、その日見たブログやサイトなどの
情報、知識が満載になった頭で同居人相手に吐き出したくてたまらない。

「でね、でね、でね」

もう止まらない。

あーだったらこうでしょ?でもこうならそうでしょう?
そうだとしたらどーでさー、でもあーだし、でねでねこうにもなるし
それならそうなると思うんだよね。」

と、堂々めぐりで止まらない。

元々トンボ玉に興味のない同居人はサッパリなのだが
ムゲに興味無い顔すれば私のご機嫌が斜めになるのを経験から知ってる。

「うんうんうん」と、一応聞いてる風を装う。

同居人にしたら毎日が地獄だろうな。
全く興味もない話を聞かされるんだから。

人って、どんなに迷い悩んでて答えを出せないようでいても
実は心の中ではある程度決めかけてる。

「Aがいいかな?Bがいいかな?」と五分五分で決めかねて人に聞くんじゃない。

そのほとんどがAに8割がた決めてても、でも残りの2割のBに未練があるのだ。
じゃあなぜ人に相談するのか
「Aがイイんじゃないかな」と背中を押して欲しいのだ。
「Bは止めた方がいい」とバッサリ切ってほしいのだ。

恋愛の相談もそう。
決めかねての相談じゃない。
薄々自分では選んであって答えも出てる。
ただ、その答えは正しいのかを聞きたいのだ。
「Aを選んで正解」が欲しいのだ。
自分が選んだAは間違えかも知れない。
自分だけで出した答えは独りよがりのエゴかも。
でもOOさんが「A」と言ってくれた。
一人で「A」と言うより二人なら倍。
これなら正解の確立がグーンとアップした。

うんうんそうそう。やっぱ「A」しかない!と

よくよく思い起こせば、人は決めかねての相談じゃないのだから
決めかねてるを装いながら知らず知らずに実は「A」がいかに良いかを散りばめてたりする。
「B」の劣るところもさりげなく挟む。

相談された人がその話を聞いて「A」と言ってくれるように差し向けるのだ。

あらあらトンボ玉バーナーの話から・・・

___________

「ねぇねぇねぇ、バーナー!バーナー!バーナー!」

今日も今日とてバーナーの話を同居人の耳元でしゃべり続ける。

同居人は「Aがいいんじゃない?」とも「Bが」とも言わないのだ。
なぜなら
私自身、80%「A」なのだが、切った方の「B」の方が後々良かったって
なったら

「ほーら!あの時Aってあなたが言ったから!Aしたんだからね!
Bにしとけば良かった!」とか言い出さないとも限らないからだ。

___________

TVで女性にモテる男性のテクニックで
「プレゼントしてあげると言って女性がどれにしようか悩んだ時に
決めた方じゃない選ばれなかったもう一つの方を後で買っておくんです。
女性は必ずこう言うんです
『ああ、あっちにしとけば良かったかな』ってね。
そんな時にすかさず買っておいたもう一つを出すんですよ。
『そう言うと思ったよ』ってね。
これでもう完全にその女性の気持ちは私のものですね」

うひょー

女って欲張りなのよね。



第一回お教室しか行ってないのに
もうお道具が欲しくて欲しくてたまりません。

始める前からネットで調べまくり頭デッカチになって
毎日毎日、同居人捕まえてアーダコーダとウダウダ言ってました。

「とりあえず通ってみたら?」の同居人の言葉にハッ。

だーよーねー
触って見て感覚って言うのを感じて、それからでも遅くないか・・

と、まずはお教室に行ったのに
たった1回だけでもうバーナーが欲しくて欲しくて仕方ない。
お教室で使った簡易カセットバーナーの良いところ悪いところは
ド初心者にも感覚的に体験できた。

比較対照としては、体験で使ったエアポンプ内臓の物とこのカセットタイプ。

たぶん、どちらも本格的な物とは言えないのかもの部類に入るのかな。
カセットタイプはどこでも手軽にできるって言うのが最大の売り。
環境によってガス栓がないところでもね。

でも我が家はマンションで各部屋にガス栓があるタイプ。
一軒家と違って石油のポリタンクを置くスペースも無いし
持って歩くのも容易じゃない。

実家は一軒家で風呂も暖房も石油なのだが
ローリー車でジャンジャン売り歩く灯油屋さんが頻繁に来るので
全然不便はない。
空のポリタンクを玄関先に出して置けばお金を受け取り、所定の物置にまで運んでもくれるので年老いた母でも大丈夫。

「灯油は安いし安全だからね」とガス栓を引くことを拒む。

いくら重いポリタンクを運ばないでもと言いながら
石油ファンヒーターの石油タンクは空になるわけで
外にある寒い寒い物置に石油を入れに行くのは面倒臭い。
よく洗っても指に付いた石油臭さは中々取れない。

母は「ガスは怖い」と口グセのように言い続けた。
確かに昔のガスコンロは安全弁やストッパーなどついてなく
ガス漏れ事故も多かったようだ。
火が付かないままのガスゴンロからシューシューと不気味な音と異臭は
子供のころに何度か体験し
母の刷り込みもあり「ガスは怖い」と思い続けてウン十年。

この家で生まれて初めて各部屋にガス栓のある環境を体験してしまうと
母に刷り込まれた「ガスは怖い」なんて迷信の呪縛はアッサリ消えた。

ガスって便利ぃー
どの部屋でもバーナーワークが可能じゃーん。
使ってみて割と不便だったカセットバーナー(それしか出来ない環境の人には申し訳ない)なんて使わないでも
途中で途切れる心配もないガス栓のバーナーが可能なんだかんねー

と、このマンションの名義人の同居人に初めて感謝の気持ちが沸く。

「あーん、あなたがこの部屋に住んでてくれて、嬉しーーーー」と
首っ玉にぶら下がりホッペにチュっ!

「部屋に感謝ですか・・・」同居人複雑な顔。

_________

とにもかくにも!
これでバーナーワークの環境には恵まれてる方なので
さーて!道具を選ぶゾぉーーーーー!

意気込むのでありました。

ネットでもトンボ玉を買える。
有名作家さんともなると目ん玉が飛び出るほどのお値段の物もある。

年数はそうでもないけど修行中って人でさえ売ってたりする。
やっぱり値段もソコソコかな。

どれにどれだけの値段が付けられるのかな。
値段って作品の熟練度に比例するのかな。

あまり技術はないけど時間と手間だけはタップリ掛けてて
材料も良い物を使ってるって言うのと

技術的には熟練の域で、でも安物のガラスでチャッチャって
作った物だと

どっちにどれくらいの根が付くのだろう。

よく、TVのお宝鑑定みたいので
「かの有名な画家のOO先生が宿泊した際にサササと扇子に描いて下さいました」
な~んて言うような子供の落書きみたいのが出ると
びっくりするような値段が付いたりする。

画家の絵の価格表みたいながある。(なんて言うのか知らない)
ズラーっと画家の名前が並び、1号@値段みたいになってる。
作品の号数X値段でだいたいの値段(価値)が目安になる便利な本。
たぶん毎年発行されてて画家によって値段も変動するんだろうな。
絵にも流行り廃りもあるだろうから
「今年はこう言った作風がキターーーー!」みたいなw

トンボ玉には号数なんてない。
大玉でも3センチ4センチが限界かな。
トンボ玉自体が実用品であるって事だ。
芸術品で見て飾って楽しむ物ではなくアクセサリーとして実用し身に付けるのが
前提なのだから5センチも10センチもあるようなトンボ玉じゃ
重くて付けられない。

同じガラスアートで飾って楽しむならステンドグラスとかペーバーウエイトとか
ガラスの彫刻とか他でも表現方法もあろうが
トンボ玉の基本は身につける物であるからたかだか2センチのガラス玉。

あのちっちゃいガラスの中に細々とした細工を織りなして
世界感を表現するんだもん
号数X値段と言う目安は成り立たない。
未熟な者が高い道具で高い材料で目いっぱい入れられる限りのパーツを埋め込んだとしても材料費X値段と言う簡単な計算でもなく

やっぱ熟練度と芸術性(センス)X値段ってところなのかな。

こーんなにウンチク並べちゃってますが
私って無地玉さえロクに出来ないド初心者でーす。

なんせバーナーに触った歴、2回ですからね。えっへん。

トンボ玉体験を済ませ第一回トンボ玉教室にも行き
さて感想と言うか手ごたえとしては

やっぱトンボ玉やるぅーーーーーー!

しかも月2回のお教室だけじゃ足りない。毎日やりたーい!

家でもやって(家がメインとも言う)
ドンドン上手になりたいしもっともっと色々知りたい。

「たぶんですが、今日覚えた事は次回にはスッカリ忘れていると思うので
次回は今日のおさらい半分、新しい事が半分って感じかなー」

と、センセに言われた。

<えー>とも思った。そんなんじゃ遅々として進まないじゃん。と

月2回で全6回の3か月

123456とステップアップするものだと思ってた。
家で本を見ながらより見て触って直に教わる方が手っ取り早いと思ってた。
でも
第一回で覚えた事なんて2週間後には忘れてるだろうって
まぁ、そうよね・・・
普通はそうだよね・・・

つまり

1の次は2じゃなく
1の次は1と2が半々て事か

つまり1.5ステップか。なんか半端な感じでいやだなぁ。
そう考えると2週間に1回じゃ少なすぎる。
3回目になろうものならきっと前回の2回目に覚えた事も忘れ
初回に覚えた事なんかスッカラカーンと・・・

人間って忘れる生き物だったっけ?
新しい事を覚える度に前の事を忘れちゃう?


センセの言う事もごもっとも
初心者で右も左もわからん新生児だもん。
同じことを何度も何度も繰り返して身につけて行くものだとは思うけど
何度も何度もがたった6回でしかも2週間おきじゃ無理だよねー

うーん

体験と通い出したお教室は別々のところ。
一応、比較対照が出来るってのは強みかな。

ただし、体験なんて1時間くらいで道具類も全てセッティング済みで
バババーっとセンセのデモンストレーションを見てだったし
全くの初めてで回りを見る余裕も無かったな。

「ガラスの解ける感覚って言うのを体験するって事ですね」

そう。
作品なんて物じゃない。
カチカチのガラスが飴細工のようにトローンとしてくる感覚。

子供の頃、お祭りの夜店に飴細工や綿菓子やカルメ焼きなんか出てた。
バーナー(どんなだったか忘れた)の炎で炙られた琥珀色の飴は
まるで生き物のようにトロトロに垂れそうになりすくい上げられ練られ
小型のペンチみたいな道具で引っ張られたり切られたりして
だんだんと形を成していく。

カエル ウサギ ネズミ お花

子供心にその不思議と美しさに心奪われ目が離せなかった。
あれは誰かが作る物であり、私は一生のうちで一度として
それを作る側になることもなく買う方の人間なのだ。と

昨日今日と簡単には出来ない熟練の技って言うのがあり、
それをコツコツ長年積み重ねてきたものは簡単に真似出来ないからこそ
それをお金を払ってまで手に入れるのだ。

それがトンボ玉だと思ってた。

誰かが作り、私は買うだけの側の人。

「ガラスが溶ける感覚は飴細工のような感じかなー」と体験の時に言った。

まだ若いお嬢さんのセンセには飴細工と言うモノの方がわからないだろうな。
一瞬キョトンとして
でもイメージは出来るのだろう

「そうですね、飴も熱したら溶けて冷えると固まりますね」

ははは、トンチンカンだったかな。


あけおめー

2009年1月1日 トンボ玉
この日記は数日遡って書いています。

________

お正月は娘の家に泊まり込み。

「おせち食べる?」
「いらなーい」
「お雑煮は?」
「いらなーい」
「じゃ、何作る?」
「カルボナーラ」

若いからなのでしょうか、元旦からカルボですと!
子が小さい頃はキンピラと出し巻き玉子くらい作ったんですがね。
日本の風物も衰退の一途ですな~

カルボなーらならちょちょいのチョイです。
それなら早速
「缶ある~?」

並んだ並んだ
その数16個
自分で買ったのや友達に貰ったんだってさ。
物持ちは良い子なんでとってあるんでしょうが
ザッと見てちょっとガッカリ。
小さなキャンディー缶ばかり。
クッキー缶は平べったくて浅すぎ。
チョコレートチャンクの缶が唯一マシ?
高さは20センチもあろうか、ただ円周が足りない。
楕円形だし。

「うーん」

「なによー、気に入らないの?」

「イマイチかなー」

「オニイならあるかもよ」

元旦からヒッキーで部屋から一歩も出てこない兄の部屋にドカドカ乗り込む。

「なんかさー缶で良さげなのある?」

「そんなのねーよ。この部屋にある物はみんな必要な物なの」

画面から顔も離さず言うんだからー

ガサゴソと部屋中探索。

「あ!あったー」

真っ赤なペコちゃん缶。
いいよーいいよー円周も高さも申し分なし。
なにより可愛い。取っ手もついてる。

「だめだよ、気に入ってるんだからあげねーよ」

見ると中にはゲームのソフト。

「いいじゃんいいじゃん、もっと格好いいのに変えなよ」

「ダメって言ったらダメー!」

チッ!ケチ!
空き缶探しの放浪の旅はまだ続くのでした。

行き始めたトンボ玉教室。

センセは30代くらいかな~可愛らしい女のセンセです。

≪持ち物:サングラス・空き缶≫とあったので
えぇえぇ買いましたよ。サングラスと空き缶。

仕方ないです。持ってなかったんだもの。
バーナーワーク用の専用のサングラスってのも売ってます。
でも、見ると15000円~
うわー高い!
たかがグラサンよ?夏になれば100均でも売ってる。
コンビニとかで1000円とかで見たこともある。

どこが違うって?
たかが色付きメガネなのにね~

メガネの目的の一番はやっぱ保護でしょー
ガラスって温度の変化に弱くって、予熱無しでいきなりバーナーに
入れると割れて飛び散るんだよ~(←経験済み)
それと、説明によると、なにやらバーナーの強い火力の火(青いヤツ)を
見続けると目に悪いんだってさー
その保護でもあーる。

近くのホームセンターへ
予算980円。
あったあった、980円から

うーん
でもー
ちゃっちぃ
昔、お遊びで子供のオモチャのメガネを買ったけど
あれを思い出す。
特に耳に掛かるところが気に入らない。
どれもこれも微妙に歪んでて掛けるとコンちゃんみたいに上下にズレる。
(↑この人知ってる?w)
1980円だとー
うーーーーーーーん
アームはマシだけど、フレームレスって言うの?
下半分が透明で上が色つきで
ウゲっ!鏡に映る自分を見て「フィンガーファイブ」のアキラ君を思い出す。

やだ

若い子なら良いけどね
全然似合わない。
ヒョウ柄とか着なきゃって感じ。

2980円
おっ!これならイイかも~
とにかくデカイのはイヤ。
偏光タイプもイヤ。
フレームも小さいしアーム部分もしっかりしてて何よりコンちゃんにならない。

うーーーーーん
予算オーバーだな
たかがサングラスだよ~しかも普段使いじゃない。人様にお見せするもんじゃなく
バーナー使用時のみなんだから
コンちゃんでもイイっかぁ
アキラ君でも・・・・

イヤ!
今後、ずーーーーっとトンボ玉続けよーっと覚悟の為にも
最初からこの程度でって考えは捨てよう。

と、言うか
本物のバーナーワーク用の1万円以上するのを買うのを考えれば
ま、イイっかぁ~~~
はい、2980円のサングラスお買い上げ~

あ、そうだ
空き缶だ。
空き缶てさ、どこの家でも一つや二つあると思うよね。
我が家にもた~くさんあります。
そのほとんどがビーズが入ってます。
先生指定は大きめの空き缶。

大きめってどの位?
一斗缶 まさかドラム缶 

なるべくだったらカワイイのが良いよね~
ガラス玉の徐冷用に使うってわかってる。
徐冷材って言うのを入れて徐々に冷やすのだ。
温度差に弱いって事だから、徐々に温め徐々に冷やす。

自宅用なら一斗缶だろうとドラム缶だろうと構わないだろうけど
お教室に持って行くのだから持てる大きさと見栄えのイイやつ。

あるようで無いんだね。
可愛いけど小さいとか浅いとか狭いとか。

仕方ないのでデパ地下巡り。

この際だから美味しいお菓子を食べてと考える。

うーん
無いものだねー
コレっ!て言う大きさって中々ない。
本来なら美味しいお菓子とその空き缶を再利用な~んて考えてたのに
もう!中身なんてなんでも良い!缶!缶!缶!丁度いい缶!と
目を皿のように見開き血眼になって探す。

デパ地下の店員さんも変な客って思うだろうね~
何度も何度も徘徊してお菓子より缶の方ばかり見てるんだから。

<あ、コレ良いかもー>と見つけたのが
パウンドケーキの入った缶。
Φ15センチくらい高さ10センチくらいの丸いパウンドケーキ入り。

値段が
うぎゃ!3000円なりぃ
えー高い!高いよぉ
しかもパウンドケーキにソソられない。
嫌いなわけじゃないけど
同じケーキなら生クリームタップリのショートケーキの方が好き。
日持ちはするだろうけど
同居人と二人暮らしだからね~
食べきれるかな~
出来ればクッキーの方が・・・と
空き缶探しに来たのに中身にもこだわり出した。
せめて1500円くらいだったら迷わず買いだったな。
だってさ、近くのパン屋さんでラップに包んである長方形の
ズッシリ重いパウンドケーキは800円なんだもーん。

<缶一つでここまで語れる(単なるウダウダ)私ってある意味すげー)

止めた。
空き缶のためだけに食べたいって思わないような物を買っても仕方ない。

____________

目標の物を手に入れられなかったのでトボトボ元気なく帰る。

「ねぇねぇ、お母さんさ、トンボ玉教室で使う空き缶が必要なんだけど
なんか適当なのある?」

娘に電話してみる。

「あるあるある。ネズミーランドのお土産の空き缶が腐るほどある」

おーほほ
聞いてみるものねぇ

「じゃ、今度行った時に見せてね」

ションボリの帰り道が元気ハツラツになった。





朝からミゾレまじりの雨。
寒い寒い日だった。

しかも私が申し込んだ教室は夜。

と、面倒臭くなってきた。

あれほど膨らんでたトンボ玉への興味が
お天気によって一気に萎んだ。

_________

「こんにちわー初めまして~」

想像してた通りにバーナーは簡易バーナーと言われるカセット式。
まぁ、当たり前よね
カルチャースクールだもの、ひとつの教室でいくつもの習い事に使われる。
設置型の本格的なバーナーは無理だよね。

ただ
思ってた以上にカセットバーナーは火力があるなって感想。
膨張率の高い割と溶けやすいガラスを使ったからかも知れないが
火に入れたら簡単にトロトロになった。



ただねー
カセットの交換が目まぐるしい

初心者なもので、カセットにまで目も手も行かない。
左にステンレスの巻き取り棒(シャフト)右手にガラス棒

センセーがソバについてトッカエひっかえボンベを変えてくれる。
一つのコンロに10本くらい用意してローテーションするのだ。
1本だけ使い続けると火力が落ちてしまったりまだ残ってるのに
使い切れずに残ってしまったりするそうだ。

ああ、そうだ思い出した、
スプレー缶って使うとキンキンに冷たくなるよね。
冷えるとガスの圧力が弱まるんだってさ。

って思ってしまった。
最初、ガス栓に繋がなくて良いし
火力もまぁまぁだし便利かなって思ったけど
こんなにクルクリとローテーション繰り返すんじゃ
ジックリと取り組めない。
集中出来ない。ってーか、今の私にゃ右手左手で精いっぱいで
3本の手と3つの目がなきゃ無理。

しかもボンベも1本で2~30分だってさ。
これからの事を考えたら、スプレー缶が山のように出るって考えたら
うへー
面倒臭いかもー

しかも1本500~800円くらいだって言うから
便利なようでいて不経済かも。

移動教室とか
ガス栓が無いオール電化な家とかだと
出来なかったトンボ玉作りも簡単に作れるって事で
ものすごーく便利でありがたい物なんだろうけどね。

<私が買うとしたら、ガスが使いたいだけ続けられるタイプがイイや>と
密かに心に誓った第一回トンボ玉教室なのでした。

やっぱ同居人の言うように
「やってみなきゃ始まらない」

うんうん

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